姿勢が悪いと腰痛の原因になる理由と改善方法

腰痛の原因はいろいろとありますが、もっとも生活習慣に関わるだけに、多くの人に当てはまるのが「姿勢の悪さ」です。

現代人に多い「猫背」


姿勢の悪さには色々ありますが、現代人に多いのはやはり猫背、肩が丸まって頭が前に出ている状態です。

これは携帯電話やパソコンなどの画面を見続けていることが多い現代人がなりやすい姿勢なのですが、実はこの猫背の姿勢は重心が後方にいってしまうので、正しい姿勢に比べて腰の負担が多くかかるのです。

運動不足の弊害?


現代人に多いのは猫背だけではありません。特に都市生活者におおいのが運動不足です。交通機関で移動し、オフィスで座って働く現代人は慢性的に運動不足な人が多いのもうなずけることです。

運動不足になると、肥満などのリスクもあがりますが、腰痛原因としては筋力の低下がとても大きいです。

腰痛の防止・改善には腰椎や背骨を支えるための腹筋と背筋の強さが必要ですが、運動不足の人はこれらの筋肉が弱くなっていることがほとんどです。これらの筋肉の弱い人は、姿勢を保つことができないので、当然姿勢も悪くなるという悪循環があります。

運動不足や生活習慣によって肥満になってしまえば、当然骨は同じように太りませんから、同じ骨でより大きな体重を支えるので、腰に大きな負担がかかってしまいます。

良い姿勢とは


では、良い姿勢、腰に負担の少ない姿勢とはどんな姿勢のことを言うのでしょうか。

猫背がダメだのはお話しした通りですが、逆にそれを意識するあまり鳩胸になって逆に反らしてもよくありません。方向が違うだけで、腰に負担がかかるという意味では同じですから。

したがって、よい姿勢はあごを少し引いて前を向いた、普通の直立の姿勢だということになります。肩の力を抜いて直立すると、腹筋をすこし使っていないと姿勢をキープできないことに気づくでしょう。

姿勢の改善方法


この良い姿勢を保つには腹筋の支えが必要です。生活の中で姿勢を意識するというのが一番大事ですが、同時に姿勢を保つための筋力をつけなくてはならないのです。

もちろん、筋力トレーニングというとハードなものを想像しがちですが、楽に自分のペースでできるものが多くあります。腰痛体操と呼ばれる物はこの筋トレが入っているのが普通です。

ストレッチをしながら筋肉をつかって、全体的に腰痛を改善しようというのが腰痛ストレッチの目的です。

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